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海水魚の繁殖

淡水の熱帯魚の大半が人工養殖個体なのに、海水魚では養殖個体が出回らない最大の理由は、海水魚の繁殖がとても難しいからです。
総じて淡水魚は海水魚に比べて卵が大きく、そのかわり卵の数は少ない傾向があります。淡水魚の稚魚はより発達して親に近い形になってから孵化して、最初からアルテミア(ブラインシュリンプ)の幼生を食べられるほどの大きさに育っていて抵抗力も強いのです。これに対して海水魚は卵の直径が平均で0.9mmほどと小さく、口も開かず、遊泳力もままならないような、おおよそ原始的な形で孵化してしまいます。そのかわりに何十万という膨大な数の卵を生みます。ほとんどが他の生物の餌となって、自ら周囲の生態系の糧となりながら、その中のごくわずかの精鋭が生き延びることが出来ます。海水魚の繁殖のこのような作戦は人工養殖にとっては不利になります。孵化してすぐのデリケートな段階を乗り越えることが今の技術では非常に難しいのです。
海水魚も種類によっては養殖にとても向いている種類もあります。クマノミなどはその典型で、2.5mm程もある大型の卵を少数生み、なおかつ卵が生まれてから約2週間は親が卵の面倒を見て、稚魚は卵の中で充分に大きく育ってから孵化します。水産養殖の技術を用いて100%に近い生存率で繁殖を成功させることが出来ます。食用の魚では養殖技術は確立されていて、食べる魚も観賞魚も同じ魚です。肝心なことは魚種の選定で、沢山の鑑賞に適した海水魚の内で、大きな卵を生む人工養殖に適した魚をピックアップすれば、養殖は不可能ではありません。
自然の素晴らしさと大切さを学ぶ最高の教材となるべきリーフタンクが、皮肉にも乱獲による環境破壊を招くようなことにならないよう、考えを一歩進めて人工繁殖にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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海水魚の卵

海水魚の卵はその形態から下記のいくつかのグループに分けることが出来ます。

分離浮性卵

海水魚ではもっとも一般的な卵の形で、それぞれの卵がバラバラに分離していて、なおかつ海水に浮くタイプ。チョウチョウオ、ヤッコ、ゴンベ、ハタ、フエフキダイ、ベラ、モンガラカワハギ等多くの仲間がこのタイプの卵を生みます。
春から夏にかけての夕方に、これら分離浮性卵を生む魚たちの産卵の場面に出くわす事が良くあります。太陽が西に傾くと海の中では水面での光の反射の関係で急激に光が弱くなり、カラフルな色彩は濃いブルーのフィルターをかけたように変わります。そんな中で、同じ種類の魚が一カ所に集まって、普段とは明らかに異なる不自然な泳ぎで、落ち着き無く群れていたら、間もなく産卵が始まると思って間違いありません。
分離浮性卵をを生む魚の産卵形態は、細かいところでいろいろなパターンがありますが、大まかな産卵の行動は下記のようなものです。

日が充分に暮れかかり、産卵の時間が訪れると大きなお腹を抱えたメスは何匹かのオスにお腹を押されるようにしながら逃げまどい、それでもオスはしつこくメスの後を追いかけている内に、メスは突然垂直に急激に水面に向かって泳ぎ出します。数匹のオスがそれに続いた一瞬の後にメスは卵を放ちオスが放精して、うすい煙幕のように精子と卵が海中にばらまかれます。産卵行動は徐々に頻度を増して群のあちこちで産卵が見られるようになり、ピークの一瞬は数百匹のメスとそれに続くオスが一斉に白い煙幕を放ちます。徐々に盛り上がりを見せる過程はフィナーレを迎える花火大会のようで感動的です。
一連の産卵活動が終わる頃にはすっかり夜の帳が降りて、間もなく夜行性の生き物たちの時間が始まります。昼間活動する生き物たちが活動を終えて、夜行性の生き物たちが活動を始める前の、ごく短い絶妙のタイミングを見計らって海のあちこちで、産卵活動が見られます。
このシーズンには船で沖にでて、表層の海水を透明なタッパー等ですくって見てみると、いろいろな魚の稚魚が観察できます。時には500ccにも満たない海水の中に1,000匹以上の稚魚を見ることが出来ます。稚魚は非常に小さく、一見何もないただの透明な海水のようですが、目を凝らしてじっと見てみると、全長2mm位の透明な針のような稚魚が見れば見るほど無数にいることがわかります。

付着沈性卵

海底の岩などに付着した状態で孵化を待つタイプの卵で、スズメダイ、ハゼ、ギンポ等の仲間がこのタイプの卵を生みます。
卵の大きさは様々ですが、孵化するまでのあいだ親が卵の面倒を見る種類が多く、その間に卵内で稚魚は成長を続け、孵化した稚魚はかなり発育が進んだ状態で生まれます。卵の大きさの割には育てやすいことが特徴です。
ハゼやギンポは巣穴の中で産卵が行われ通常外からは確認できないため、産卵をしていることに気がつかず孵化した稚魚もあっという間に水槽内の他の魚に食べられて、アクアリストは何も気がつかずに終わってしまうケースがかなりあるのではないかと思います。
付着沈静卵を生む魚はペアーさえしっかり出来てしまえば、水槽内の限られた環境でも他の魚に比べて産卵させやすい傾向があると思います。
卵は孵化までの間は親に面倒を見てもらった方が成功率は高く、親から離して人工的に孵化させることはいろいろな問題を引き起こしやすく避けた方がよいでしょう。

凝集浮性卵

多数の卵がかたまって浮いているタイプの卵でミノカサゴやハナオコゼ等に見られます。

その他

テンジクダイ科の魚はマウスブリーダーで、メスが生んだ卵をオスが口の中にくわえて、孵化までの面倒を見ます。孵化した稚魚は大きく、繁殖にとても向いている種類です。
またヨウジウオ科の魚はメスが生んだ卵をオスが育児嚢で育てます。卵から孵化して育児嚢からでてきた稚魚は比較的大型で、種類によってはアルテミア以降の餌料系列で育てることが出来ます。

仔稚魚の餌

初期餌料 シオミズツボワムシ

海水魚の生まれたての稚魚の餌には下記の条件が必要です。

  • 餌は生きていなければならない。(ほとんどの稚魚は生きている餌しか食べない。)
  • 餌の生物は当然人工飼育下で生かして保存できなければならない。
  • 餌は必要充分な栄養の量とバランスを持っていなければならない。
  • 稚魚の口に入る大きさでなければならない。

上記の条件を満たした生物が全長100〜300ミクロンほどのシオミズツボワムシという動物プランクトンです。シオミズツボワムシ(以下ワムシ)は、海や河口に棲む小型の動物性プランクトンで、主に水産養殖の現場で卵から孵化したばかりの仔稚魚にかかせない餌として利用されています。
ワムシは植物性プランクトンのクロレラやパン酵母等を餌として培養することが出来ます。
パン酵母を餌として培養したワムシは、そのままではEPAやDHA等といったω3-高度不飽和脂肪酸という栄養素が絶対的に不足しています。
これらは必須脂肪酸と呼ばれ、生まれたばかりの仔稚魚はこれらの栄養素が必ず必要なのですが、仔稚魚の体内では合成することが出来ず、餌として直接外界から取り込むしか方法がないのす。
そこでパン酵母で培養したワムシは、魚に与える前にEPAやDHA等の栄養が入ったワムシ専用の栄養強化餌料を与え、ワムシのお腹の中に栄養がたっぷりと入った状態で魚に与えるのです。

ワムシ以降の餌

アルテミアの幼生卵

稚魚はワムシを食べながら成長し、おおよそ10日ほどでアルテミア(ブラインシュリンプ)の幼生を食べられる大きさになったら、徐々に餌をワムシからアルテミアに切り替えます。アルテミアは卵の産地によって、含有している栄養の量と質が大きく異なります。基本的には孵化直後の幼生は栄養がたくさんあり、孵化後は時間の経過とともに栄養価が下がっていく傾向があり、孵化直後の養成を稚魚に与えることが大切です。
またアルテミアもワムシ同様に栄養強化餌料が水産餌料メーカーから発売されているので、それを用いて栄養強化を行うことも有効です。

養成アルテミア

アルテミア幼生よりも大きな餌が食べられるようになった稚魚には、アルテミアを大きく育てた養成アルテミアが有効な餌となります。アルテミアはイースト菌やワムシ、また市販のアルテミア専用餌料等を用いて、1mmほどの大きさまで大きく育てることが出来ます。しかし専用餌料を使ってアルテミアを大きく育てることは、なかなか難しく確実な育成ノウハウはまだ十分確立されていないようです。
養成アルテミアを食べられる段階になったら出来るだけ早い時期に配合餌料に切り替えていきます。
稚魚の成長に応じて各餌料を切り替える際には、徐々に新しい餌料の比率を増やしながらゆっくりと切り替えていくことが大切です。

海水魚繁殖の実際(クマノミの繁殖)

クマノミの仲間は最も人工繁殖に向いている魚で、海水魚繁殖の入門には最適の魚です。今回は海水魚繁殖の基本を、クマノミ繁殖の実際を通じて述べたいと思います。

親魚とイソギンチャク

海水魚繁殖の成否を分ける最大のコツは良質の卵を得ることにあると思います。栄養がたっぷりと含まれた大きく健康な卵からは、元気で大きな稚魚が生まれ、その後の育成もぐっと楽になります。
良質の卵を得るには健康な親魚、健全な環境、バラエティーに富んだ餌のこまめな給餌が必要です。

クマノミは性転換をする魚です。最初はみんなオスで、ひとつのイソギンチャクの中で最も大きな個体がメスになり、二番目に大きなオスとペアーになります。そのメスが死んでイソギンチャクからいなくなると、次に大きかったオスがメスになり、その次に大きいオスとペアーを形成します。
余談ですがイソギンチャクに入れるクマノミの数は、イソギンチャクの大きさに比例して増えていきます。直径20cmほどのイソギンチャクでペアーの2匹、30cmほどのイソギンチャクでペアー+子供1匹〜2匹というのがおおよそのキャパシティーで、それ以上のクマノミを加えても、先住のクマノミに激しく威嚇されイソギンチャクに入れてはもらえません。時には激しい噛みつき攻撃で殺されてしまうこともあります。

健康な親魚を手に入れることが大切なのは言うまでもありませんが、海外から輸入されるクマノミはストックから輸送に至る扱いが劣悪なものが多く、なかなか本当に健康なクマノミにはお目にかかれません。輸送コストを安く抑えるために、パッキングはクマノミが身体を立てて泳ぐことも出来ないほどの少量の海水で乱雑に梱包され、荷をほどく業者も生き物に対する慈しみの感情はビジネスを前にとうに消えてなくなってしまったのか、その扱いのひどさは目に余るものがあり、見ていて強い憤りを感じたことを覚えています。
本来クマノミは非常に丈夫な魚で、多少の水質の悪化や環境変化があっても、われ関せずという顔で元気に泳ぎ回っている魚です。
話が横道にそれましたが、状態の良いペアーを手に入れたら魚がゆったりと落ち着ける安定した環境を整えて、バラエティーに富んだ餌をこまめに与えます。バラエティーに富んだ餌とは配合餌料、アルテミアの幼生(クマノミの大好物)、冷凍ブラインシュリンプ、塩抜きした新鮮なタラコ等です。クマノミは本来、流れてくる微細なプランクトンを一日中食べ続けている魚です。一日に1回の大量給餌ではなく、少量の餌を3回〜5回くらい与えるのが良いようです。

産卵

状態の良いペアーであれば、水槽に入れて3ヶ月くらいから産卵を始めます。産卵が近ずくとクマノミは産卵床となるイソギンチャクの周辺の岩を口を使って掃除をするようになります。メスのお腹は日に日に大きく膨らんで、産卵が始まります。メスの生殖口からは1mm位の輸卵管が伸びて、1時間ほどかけて200〜1,000粒位のオレンジ色のきれいな卵が産卵床となる岩に産み付けられます。
産み付けられた卵は、親が口で優しく新鮮な海水を送ったり、死んだ卵を取り除いたりの世話をします。特にオスは餌もほとんど食べずに懸命になって卵の世話をしますが、メスはたまに卵の様子を見に来るくらいであまり世話をせず餌ばかり食べています。オスが世話に疲れて卵から離れて餌を食べたりしていると、メスに激しく怒られてしぶしぶと卵の世話に戻るような光景も見られ、なんだか男と女の本質を見る思いがします。せつないまでに慎ましやかに働くオス親の優しい愛撫を受けて、卵は成長を続け10日〜14日程で孵化します。
孵化間近になったら、イソギンチャクと卵、親クマノミを飼育水槽から孵化、仔稚魚育成水槽に移します。

仔稚魚育成槽

卵の孵化〜クマノミの子供が1cm位に育つまでは、稚魚が他の魚や親に食べられないよう、また稚魚用の餌が充分な密度で与え続ける事が出来るように、専用の仔稚魚育成槽が必要になります。仔稚魚育成槽はいろいろな構造が考えられますが、C.P.Farmでは下記のような構造のものを用いていました。

仔魚の餌となるワムシは100ミクロンと小さく、それが流れ出さないようにオーバーフロー式の排水パイプには50ミクロン位の目合いのプランクトンネットでプレフィルターを設けて、仔魚やワムシが流れ出さないようにします。
通常は生物濾過式で、稚魚が小さい間だけは生物濾過はストップします。これは稚魚の餌としてワムシを飼育水1ミリリットルあたり約10個体の密度で与え、ワムシが仔稚魚育成槽の中でも、餌を食べ栄養豊かな状態を保つためにワムシの餌となるクロレラを加えており、濾過によってそのクロレラが漉し取られることのないようにするための措置です。クロレラを添加することで若干の水質安定の二次的効果も期待できます。従って流水式で新鮮な海水をポタポタと滴下してオーバーフロー管からあふれた水は捨ててしまう形としました。

孵化

孵化は夕方に一斉に始まります。産卵日から数えて10日をすぎたら、夜照明を消して水槽内を真っ暗な状態にしてから一時間ほどたった後に懐中電灯で水槽内をチェックします。孵化稚魚が見られないようであれば、翌日も同じ事を繰り返します。孵化日には懐中電灯の灯りの中に5mm程の稚魚が沢山泳いでいることが確認できます。オス親は真っ暗な中でも卵の世話を続けていて、オスが胸鰭で卵を仰ぐようにすると、流れの刺激にあわせて無数の稚魚が卵から飛び出してくるさまは神秘的です。
孵化が始まったらポンプなどはストップして、ごくごく弱いエアーレーションのみでゆっくりと水槽内を撹拌します。
卵が全て孵化したら親クマノミとイソギンチャク、卵のついていた岩などは全て水槽から取り除いて、ワムシを与えて、生物濾過から流水式に切り替え仔魚の育成に入ります。

孵化直後の仔魚の管理

生まれたての稚魚は非常にデリケートです。水質や水温等は出来る限りの手を尽くし均一に安定した環境を保つよう努めます。

  1. 給餌の方法
    仔魚は物理的な刺激に弱く、網で掬うなどはもってのほかで飼育槽を移動しようとコップなどで海水ごと稚魚を掬っても、その際のわずかな水圧で死んでしまうことさえあります。従ってポンプによる水流は強力すぎて使えません。しかしわずかな水流(水流というより水の対流といった方が適切)は必要で、そのためにごくごく弱いエアーレーションで非常に緩やかな流れを与えます。 あまり細かい気泡は仔魚に害を与えることが多々あります。従ってウッドストーンは用いずに、一般的な安価なエアーストーンを用いたほうが良いでしょう。
  2. 水温
    26℃に設定します。問題はクーラーやヒーターの使用方法です。例えばヒーターは局所的に高熱になり、あまり遊泳力のない稚魚がヒーター付近に流されればヒーターの熱で火傷をしてしまいます。通常の水槽では熱せられた水は強い水流によって拡散されますが、仔魚の水槽では(1)で書いたように強い水流は使えません。
    またクーラーは通常はポンプを用いて水を循環させるという点で、どうしても強い水流が出来てしまうという問題があります。
    水流の問題を解決したとしても、ごく弱い対流しかない育成槽では、今度は飼育水の表面は水温が高く、底部は水温が低くなってしまうという新たな問題が生じます。
    最も簡単な水温安定の方法は飼育槽の置いてある部屋の温度を26度にしてしまうことです。また飼育槽より大きな容器に水を張り、その水をヒーターやクーラーで26度に保ちその水に飼育槽を浮かべるという方法も有効です。
  3. 水質
    栄養塩の少ない清浄な水質を保つことはもちろんですが、大切なことは安定です。phや比重等が急変することは仔稚魚に大きなダメージを与えます。仔魚の育成中は基本的には濾過を用いません。濾過をするにはどうしても強い流れが必要になること、また餌となるワムシが濾過槽に漉し取られてしまうこと等が原因です。
    C.P.Farmでは別容器からきれいな海水を育成槽にポタポタと滴下して、プランクトンネット越しにオーバーフローパイプからあふれた水は捨ててしまう方法を取りました。しかし使い捨てでは人工海水代もばかにならないので、大型の立ち上がっているリーフタンクがあれば、その水槽の水を利用してあふれた水がまた大型水槽に返すようにしても良いかもしれません。
    育成槽に滴下する水は出来れば殺菌灯を通して病原菌の進入をふせいだ方が良いかもしれません。
  4. 掃除
    育成槽の底には数日もするとバクテリアのコロニーや仔魚やワムシの死骸等がたまってきます。これらは病原菌の格好の繁殖場となり思わぬダメージを仔稚魚に与える事が多々あるのでこまめに掃除をします。掃除は出来れば毎日、少なくとも2日に1回は行うようにします。
  5. 給餌
    ほとんどの海水魚の稚魚は生まれてすぐは口が開いておらず、ヨークサックからの栄養でしばらくの栄養をとりますが、クマノミの稚魚は孵化直後から口が開いており餌を食べることが出来ます。孵化した直後から初期餌料のシオミズツボワムシを与えます。
    稚魚の飼育槽にはシオミズツボワムシを1ccに10匹程度が泳いでいる密度で与えます。密度はワムシを加えた飼育槽の水を1cc容量程度のピペットに吸い込んで光にかざし、その中にいるワムシの数をルーペを使って数えることで把握出来ます。飼育槽のワムシは仔魚に食べられてどんどん数が減っていくので、最低一日二回はワムシの密度をチェックして、足りなければその分を追加します。
    ワムシ培養の具体的な方法については 「海水魚の初期餌料」 をご覧下さい。
    仔魚はワムシをどんどん食べて、お腹をまるまると膨らませながら大きく成長していきます。孵化後1週間ほどするとアルテミア(ブラインシュリンプ)の幼生を食べられるようになるので、ワムシに加えて孵化直後のアルテミア幼生を与えます。餌料は仔稚魚の成長に応じて順次切り替えていきますが、大切なことは一気に切り替えるのではなく、5日間ほど両方の餌を併用して与える期間をもうけて徐々に切り替えていくことです。
    孵化後10日もすると稚魚の全長は8mmほどになり、クマノミ特有の縞模様が出てきます。
    一ヶ月もすると細かくすりつぶした配合餌料に切り替えても大丈夫になります。

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